2020年3月8日日曜日

蘇・食レポ編


先日作った蘇(そ)
冷蔵庫で冷やしたものを切って食してみました!

感想としては
・もっとしっとりしてると思ってたのに意外とパサパサ
・クリープを適度な湿気で固めたような(笑)
・ザラっとした舌触り
・牛乳 of 牛乳的な味
・甘味系一切入れてないので、自然な甘み。上品な甘みとも言える
・豆腐で言うと田舎豆腐(木綿)を荒くした感じ
・牛乳や乳製品好きな人は大抵好きだと思う

1000年前は今みたいな上質な砂糖も調味料少なかっただろうし
牛乳自体が高価な上に、なんせ蘇は作る手間がかかる為
貴族が食べる食べ物だったとか。だから上品な感じがして当然か。
美味しい味に溢れた現代の舌には、少し物足りなさを感じるかもだけど
歴史の教科書でしか知らない1000年前の「ご馳走」はとても素朴で
優しい味の食べ物でした(*´ω`*)
2時間くらい掛かるのをカレーを食べるスプーン1杯分の酢系を入れる事で
40分くらいで作ることは可能です。
干した果物とか、抹茶などの粉末を混ぜて新しい蘇を作る方も居るそう
学校がお休みのお子さんやご家族で1000年前を体験してみるのもいいかも!


蘇はメソポタミアとかの時代に出来て、それが中央アジアで広まったまでは
どうやら史実?としてデータがあるとか。
ここからは推測だけど、今とあまり変わらないモンゴル系の言語を話す民族から
唐の時代以前に今の中国辺りには伝わってたんではないかと想像。
「蘇を作った後に出来る醍醐という食べ物はモンゴルに作り方が残っている」
そんな記事を見てピンと来た訳です。
そう言えばモンゴル語で乳(ちち)を意味する言葉はスーで
蘇は中国語でスーだなって。
昔の人は「スーなんちゃら」ってもしかしたら正式名称を言ったかもしれない
(例:モンゴル語でスー(乳を)テー(入れた)チェ(茶)とか言う)
それを長くて略したか聞き取れなかったかもしれないし
もしかしたら乳製品全般をスーで表現してたかもしれない
そう考えたら言葉や文化や食って繋がってるんやな〜とロマンを感じる訳で!

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